「誰が言うか?が大事」を真に受ける人のリスク!
2015年 04月 30日
こんにちは。
エキサイトお悩み相談室カウンセラーの松田です。
実家にかかってきた、おれおれ詐欺の話を聞いて、思ったんですよね。
だって、もし家の親が、僕が言ってると信じたらアウトだったでしょう。
なんか、おかしなこと言っているって疑いを持ったから、詐欺って見抜けたわけです。
よく、マーケティングで使われますよね。「何を言うかじゃなくて、誰が言うかが大事だ」なんて。あれって、心理学を利用したマーケティングですよ。
マーケッターの方は仕事なんで気にならないのですが、時々カウンセラーの方が言ってるの見かけると「この人、わかって言ってるのかな?」って思っちゃいます。
さて、
僕たちは、
世界を3箇所の目で見ています。
といったら、信じますか?
先日のこの記事を読んだ感想が、3通りに分かれたんです。
ひとつは、
なるほど〜っと唸りました。
うまい比喩ですね。
ふたつめは、
なんとなく、わかったようなわからないような。。。
よく意味がわかりませんでした。
みっつめは、
なんだか怪しげでした。
ふわふわした感じですね。
予想どおりでした。
ちなみに、どの感想も良いとか悪いとかはないので、感じたことは感じたままで気になさらないでください。
もちろん、反発心を感じた方も、それはそれでOKです。
と、ここで先の3箇所の目について、少し解説を加えたいと思います。
一つ目は、ぼくらの鼻の両脇についている、レンズとしての目そのものです。目の前で起きたことをありのまま映し出す視力としての目です。
学校で習う読み書きや仕事における見積もりや売り上げ利益は、この視力が正常ならまったく不自由はないですし、十分です。
二つ目は、脳が色を識別しながら電気信号として捉える。脳神経がフィルターとなって出来事を解釈し、目の前に映し出す役割としての目です。
僕たちは、目の前にある同じものを見ても、人によって違って見えているとしたら信じますか?
目の前で起きている出来事を目で見て判断したり意味づけしていると思いがちですが、もっと正確には、脳が目の前の出来事を見ているのです(当たり前といえば、当たり前ですが)。
実際には、目だけでなく五感覚器官が相互に働きかけて脳内物質などの分泌も影響しているのですが。。。
このあたりは、脳科学の分野になりますので、脳科学分野の先生の本などを読むとわかりやすいと思います。
また、共感力や出来事に対して良い解釈ができるようになるために大切な役割としての目です。目には見えない相手の価値観や欲求などの知識を応用するためにも大切な要素となる目の働きです。
ここが、鍛えられると依存から抜け出すことができますし人間関係もスムーズになります。
三つ目は、魂の目です。
そう、もっと深い部分に意識を向けることができるようになると、魂の目で見ることができるんですね。
魂の目なんて書くと、怪しく見えるかもしれません。
普通は見えませんし、見えなくても世の中を生きていく上でなんの支障もありません。
ただ、僕個人としては、この魂の目を開眼するために、この世に生を受けたというふうに思っていたりします。
それって、単なる妄想じゃないですか?と思ってしまうのも無理はありませんし、中世だったら、太陽は星だと言っただけで火あぶりにされた学者さんがいたくらいですから、魂の目があるなんていったら大変なことになっていたかもしれませんね(笑)
しかし、中世よりもっと前の紀元前には、すでにお釈迦様が宇宙の理について法を説いたさい、ライバル団体の提婆達多が、自身の組織からの退転者を阻止するためお釈迦様に悪事をなしていたところを知ると、まあ、どの時代にいても、物事の捉え方というのは人によって違うものなのでしょう。
実はこのあたりの理論は数十年前は心理学の分野で研究され、近年は物理学の分野で解明されつつあるのです。
分析心理学における中心概念では、人間の無意識の深層に存在する構造領域として、集合的無意識という概念が存在します。
フロイトの精神分析学では説明の付かない深層心理の働きを、ユングは人間の無意識の奧底には人類共通の想念が存在すると考え、それを集合的無意識と名付けたのです。
先日NHKで放送されたニューヨーク市立大学シティーカレッジのミチオ・カク教授が、相対性理論や量子物理学に代わる理論物理学として超弦理論という説を唱え話題になりました。(超弦理論については、説明すると長くなるので、検索して調べてくださいね)
僕は、物理学については詳しくないし、数学がとても苦手なので、細かい数式とかはわかりません。なんでもこの超弦理論によれば、相対性理論と量子物理学の相反する側面をひとつの枠に収めることができる今の所、唯一の理論だとか。
しかも、この理論では宇宙は11次元まであり、SF映画のようにタイムマシーンや数秒で月や他の惑星に人が移動することも可能になるといった夢のような話が夢ではなくなるそうです。
この理論を知った時、
なぜオーケストラや生の歌や音楽を聴くと、魂に響くのかがなんとなくわかりました。
わたしたちの住む宇宙が玉ねぎのように何重もの層によって作られた世界という、玉ねぎ理論なんていうのも面白かったです(←この説、個人的に好きです)
ちなみに本も出版されているので、よかったらご覧くださいね。
フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する
ではでは。
エキサイトお悩み相談室
松田たけお
エキサイトお悩み相談室カウンセラーの松田です。
実家にかかってきた、おれおれ詐欺の話を聞いて、思ったんですよね。
だって、もし家の親が、僕が言ってると信じたらアウトだったでしょう。
なんか、おかしなこと言っているって疑いを持ったから、詐欺って見抜けたわけです。
よく、マーケティングで使われますよね。「何を言うかじゃなくて、誰が言うかが大事だ」なんて。あれって、心理学を利用したマーケティングですよ。
マーケッターの方は仕事なんで気にならないのですが、時々カウンセラーの方が言ってるの見かけると「この人、わかって言ってるのかな?」って思っちゃいます。
さて、
僕たちは、
世界を3箇所の目で見ています。
といったら、信じますか?
先日のこの記事を読んだ感想が、3通りに分かれたんです。
ひとつは、
なるほど〜っと唸りました。
うまい比喩ですね。
ふたつめは、
なんとなく、わかったようなわからないような。。。
よく意味がわかりませんでした。
みっつめは、
なんだか怪しげでした。
ふわふわした感じですね。
予想どおりでした。
ちなみに、どの感想も良いとか悪いとかはないので、感じたことは感じたままで気になさらないでください。
もちろん、反発心を感じた方も、それはそれでOKです。
と、ここで先の3箇所の目について、少し解説を加えたいと思います。
一つ目は、ぼくらの鼻の両脇についている、レンズとしての目そのものです。目の前で起きたことをありのまま映し出す視力としての目です。
学校で習う読み書きや仕事における見積もりや売り上げ利益は、この視力が正常ならまったく不自由はないですし、十分です。
二つ目は、脳が色を識別しながら電気信号として捉える。脳神経がフィルターとなって出来事を解釈し、目の前に映し出す役割としての目です。
僕たちは、目の前にある同じものを見ても、人によって違って見えているとしたら信じますか?
目の前で起きている出来事を目で見て判断したり意味づけしていると思いがちですが、もっと正確には、脳が目の前の出来事を見ているのです(当たり前といえば、当たり前ですが)。
実際には、目だけでなく五感覚器官が相互に働きかけて脳内物質などの分泌も影響しているのですが。。。
このあたりは、脳科学の分野になりますので、脳科学分野の先生の本などを読むとわかりやすいと思います。
また、共感力や出来事に対して良い解釈ができるようになるために大切な役割としての目です。目には見えない相手の価値観や欲求などの知識を応用するためにも大切な要素となる目の働きです。
ここが、鍛えられると依存から抜け出すことができますし人間関係もスムーズになります。
三つ目は、魂の目です。
そう、もっと深い部分に意識を向けることができるようになると、魂の目で見ることができるんですね。
魂の目なんて書くと、怪しく見えるかもしれません。
普通は見えませんし、見えなくても世の中を生きていく上でなんの支障もありません。
ただ、僕個人としては、この魂の目を開眼するために、この世に生を受けたというふうに思っていたりします。
それって、単なる妄想じゃないですか?と思ってしまうのも無理はありませんし、中世だったら、太陽は星だと言っただけで火あぶりにされた学者さんがいたくらいですから、魂の目があるなんていったら大変なことになっていたかもしれませんね(笑)
しかし、中世よりもっと前の紀元前には、すでにお釈迦様が宇宙の理について法を説いたさい、ライバル団体の提婆達多が、自身の組織からの退転者を阻止するためお釈迦様に悪事をなしていたところを知ると、まあ、どの時代にいても、物事の捉え方というのは人によって違うものなのでしょう。
実はこのあたりの理論は数十年前は心理学の分野で研究され、近年は物理学の分野で解明されつつあるのです。
分析心理学における中心概念では、人間の無意識の深層に存在する構造領域として、集合的無意識という概念が存在します。
フロイトの精神分析学では説明の付かない深層心理の働きを、ユングは人間の無意識の奧底には人類共通の想念が存在すると考え、それを集合的無意識と名付けたのです。
先日NHKで放送されたニューヨーク市立大学シティーカレッジのミチオ・カク教授が、相対性理論や量子物理学に代わる理論物理学として超弦理論という説を唱え話題になりました。(超弦理論については、説明すると長くなるので、検索して調べてくださいね)
僕は、物理学については詳しくないし、数学がとても苦手なので、細かい数式とかはわかりません。なんでもこの超弦理論によれば、相対性理論と量子物理学の相反する側面をひとつの枠に収めることができる今の所、唯一の理論だとか。
しかも、この理論では宇宙は11次元まであり、SF映画のようにタイムマシーンや数秒で月や他の惑星に人が移動することも可能になるといった夢のような話が夢ではなくなるそうです。
この理論を知った時、
なぜオーケストラや生の歌や音楽を聴くと、魂に響くのかがなんとなくわかりました。
わたしたちの住む宇宙が玉ねぎのように何重もの層によって作られた世界という、玉ねぎ理論なんていうのも面白かったです(←この説、個人的に好きです)
ちなみに本も出版されているので、よかったらご覧くださいね。
フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する
ではでは。
エキサイトお悩み相談室
松田たけお
by matsu05062003
| 2015-04-30 08:57
| ココロを豊かにする話